日本と韓国を結ぶ総合不動産ソリューション企業
株式会社ワイ・エム・コンサルティング
TEL:03-3348-2241
9:00~17:00(月~金)

都心5区の新築マンション、前期比10%超の大幅な値上がり

日本不動産研究所が3月17日に発表した、2009年下期(7~12月)の東京23区マンション市場調査によると、新宿区など都心5区で新築の価格が2009年上期(1~6月)に比べ値上がりして、2007年下半期以来、2年ぶりに上昇に転じたことが分かりました。

調査は、東京23区の分譲・賃貸マンションについて、大型(80㎡以上)、標準(40~80㎡未満)、小型(40㎡未満)の各タイプ別に価格や賃料を集計。

新築のマンション価格は、都心5区(新宿、渋谷、中央、港、千代田)で、大型が前期比16・5%、標準が17・4%、小型が14・8%と、いずれも10%を超える値上がりで、2007年下期から続いていた価格下落がストップしました。

23区全体でみても、新築マンションは、大型タイプは下落幅が縮小し、標準・小型タイプはこれまでの下落から上昇に転じました。中古マンションも、小型タイプが上昇に転じています。

一方、マンション賃料は都心5区の新築で、大型タイプが前期比3.4%下落となり、の6.9%下落から下げ幅が縮小。標準タイプも0.5%下落で、3.1%下落から縮小しました。ただし、小型タイプは1.4%下落で、上期の0.1%下落から下げ幅が大きく拡大しています。

同研究所では、「都心では成約物件が増加を続けており、市況回復の兆しがみられている」と分析。人気の高い都心部マンションは需要が高いため、堅実な投資対象と言えるでしょう。