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国交省、不動産投資市場見直し

国土交通省は、Jリートをはじめとする不動産投資市場のあり方の見直しに着手しました。このほど設置を決めた有識者会議(不動産投資市場戦略会議)を通じて、証券化、流動化の基本的なあり方や、不動産投資市場全体を見据えたグランドデザインの見直しを進め、短期の課題に加えて長期的な展望をもった戦略を議論しました。

11月2日には有識者会議の初会合を開催。冒頭、馬淵国交相は「不動産市場の活性化は我が国の成長戦略の中心に据えなければならないと考えている」と言及。そのうえで、有識者会議について、「長期的な課題もさることながら、来年度にいかに効果のある施策を打ち出せるかが使命だと思っている」と話しました。

また、不動産ファイナンス市場が抱える課題として、長期資金が都市開発やインフラ投資を支えるべきであるにもかかわらず、年金をはじめとする国内外の長期資金が導入されていないギャップなどを指摘。長期の新規資金誘致の重要性に言及しています。

それらに向けた短期的な課題として、海外からの直接投資を容易にする税制・法令上の制度改正▽Jリートの使い勝手の向上▽国内年金に対する啓蒙活動▽公的サポートの導入によるCMBS市場の再活性化などを列挙。中長期的課題としては、アセットファイナンス型パブリックファイナンス市場の創設▽不動産金融商品のインデックス導入▽プロジェクトリスクに関する公的サポートなどを挙げています。

Jリートをはじめとする不動産投資市場のグランドデザインの改善は、市場のさらなる活性化に欠かせぬ課題。ymcでは、こうした行政の動向も細かくチェックしながら、理想的な投資プランをご提供いたします。