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引き続き堅調な中古住宅市場

中古流通市場は10年も堅調に推移し、11年も安定軌道で進むと見られています。東日本不動産流通機構のデータによると、首都圏市場で最も成約件数の多いのは中古マンションで、最近は月間2500件前後で推移。これは中古戸建て(1200件前後)の2倍、土地(800件前後)の3倍規模ですが、10年半ばから前年同月を下回っています。

これは前年(09年)の水準自体が高かったことと、再始動した新築と競合し始めたことなどが影響しているとの分析。さらに取引の活発化に合わせ売り主が強気になったことと、景気の不透明感で需要者が慎重になっているとの指摘もあります。

いまのところ流通市場は堅調水準で推移し、税制や低金利など市場を支える条件も整っています。地域での業者間競争などは激しくなりますが、市況が今後、大きく冷え込む要因はありません。 中古流通市場はストックの増加とともに市場規模が拡大する可能性を秘めています。しかも、景気の波を受けても比較的安定的に推移することは既に示されており、全体的には着実な成長軌道にあり、新年も拡大基調を進んでいくでしょう。