2024年10月1日
アットホームがまとめた首都圏の居住用賃貸物件の市場動向によりますと、2011年1年間の首都圏の居住用賃貸物件の成約数は、前年比5.9%増の22万9635件で4年ぶりの増加に。3年連続減少と不振が続いていたマンションが前年比7.6%増と、過去10年で最大の伸び率を記録しました。これについて、アットホームは、「東日本大震災直後、安全面でマンションが人気化したことと、震災前に比べ賃料調整が進んだことなどが影響した」としています。
また、東京23区内在住の未婚者は、部屋探しの際に「約4万円」分、妥協していることが分かりました。人生において「あきらめは大切だ」と感じている人は約60%。部屋探しでは若干下がりますが、46%が「いくつかの条件をあきらめることは必要」と答えています。一方、未婚者に理想の部屋を借りるための家賃を聞くと、平均は12万8116円。これに対して、実際に部屋を探す場合の家賃上限は8万8929円。金額にして約4万円分の、「理想」と「現実」の差が浮かび上がりました。(調査は東京23区内に在住し、現在賃貸物件を探している男女600人を対象として2011年12月に実施)