2024年12月15日
個人の不動産投資ブームが広がりを見せています。特に最近増えているのが20~30代の若年層。年金不安など将来への備えが主な動機のようです。マンションなどの不動産を購入し、他人に貸して賃料収入を得たり、その後の売却によって利益を得る不動産投資。対象となる不動産は、マンションやアパートのほかに、戸建て住宅、店舗、ビル、駐車場などいろいろな種類がありますが、中でも代表格はワンルームマンションです。人口減少社会とはいえ、都市部にはまだ借り手となる単身者が多く、空室リスクが少ないと考えられています。実際に投資を考える際、最初に迷うことの1つが「新築」と「中古」のどちらを選ぶかということ。安定した賃貸需要が見込める立地が重要であることはどちらも同じですが、人によって投資できる金額は異なります。
新築ワンルームマンションの場合は、短期で売却するのではなく、将来の収入源になるよう中長期的に運用することが重要です。長期・安定的な収入を得ていくには、空室が一番のリスク。新築ならば、設備や仕様が最新の入居者ニーズとマッチしており、瑕疵の不安やトラブル防止といった面で安心感があります。一方、中古ワンルームの場合は、利回りが高いことが一番の魅力。中古だけに退去時の改装費が膨らむこともありますが、必要なコストを事前に押さえておけばよく、中長期的には複数戸の所有によってリスクを分散することもできます。銀行も不動産投資への融資枠を広げているいまがチャンスです。