2024年11月15日
不動産経済研究所の調査によりますと、11月の首都圏における新築分譲マンションの販売戸数は3496戸で、前年を4.8%上回りました。前年を上回るのは3カ月ぶり。秋商戦に入ってなかなか出てこなかった「目玉物件」が、ここにきてようやく市場に出てきたようです。
100戸以上の大型供給(販売)は10物件(前年は4物件)に上りました。ただ、全体の販売物件数は140物件と近年の秋商戦における180~190物件に比べると少なく、「市況は低調とは言えないが、回復しているとも言えない」と同研究所では分析しています。
平均販売価格は6328万円で、単月としては91年6月以来の6000万円台。港区赤坂で平均2.6億円の物件が152戸(即日完売)供給されたことなどが影響しました。