2024年10月1日
住宅新報社が年2回実施している4大都市圏家賃調査がまとまりました。それによりますと、東京圏(15年9月1日時点)のマンションの平均賃料は、ワンルームタイプが7万1946円で前回調査(15年3月1日時点)比0.15%上昇とほぼ横ばいながら、前回の下落からやや回復しました。1LDK~2DKタイプは10万7776円で0.2%上昇。13年9月以来5期連続で上昇しています。2LDK~3DKタイプは13万3946円で0.15%上昇。13年3月以来6期連続上昇となり、10年9月以来の13万4000円台も見えてきました。傾向を見ると、ワンルームと2LDK~3DKタイプの上限が下落し、家賃の上下限幅がやや狭まったといえます。個別地点では、都立大学、吉祥寺など人気路線・街での上昇が多く、エリアの二極化が広がっているほか、家族世帯が多い高島平ではリフォームなどを積極的に行い、ファミリータイプの家賃を10%ほど上げても成約するケースがあるなど、環境や投資手法などにより格差がついています。アパートの平均賃料については、1K~1DKタイプが6万2559円で0.37%上昇。2DKタイプが8万5390円で0.02%上昇となりました。