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2017年路線価 銀座、バブル期超え

国税庁はこのほど、相続税、贈与税にかかわる土地等の評価額の基準となる路線価(2017年1月1日時点)を発表しました。それによりますと、東京都中央区銀座5丁目銀座中央通り、通称「鳩居堂」前の価額が1m2当たり4032万円、前年比26.0%上昇し、1986年以降32年連続で全国最高額となりました。前年の上昇率18.7%を大きく上回り、過去最高だった1992年の同地点の3650万円を超えて過去最高額を更新しています。対前年変動率の全国平均は0.4%上昇で、2年連続の上昇となりました。

過去最高の路線価となった銀座中央通りに加えて、同地点に近接する3地点も1㎡当たり4032万円と同価額で、大型再開発や訪日外国人の急増などが銀座エリアの賃料や地価の上昇につながっていると見られています。また、都道府県庁所在都市の最高路線価の上昇率でも、銀座中央通りが2位以下に差をつけて全国1位となりました。しかしながら、同地点が記録した1992年の79.2%の急騰と比べると上昇率は低い水準にとどまっています。

銀座をはじめ大都市圏では上昇基調がより強まる方向にありますが、依然として地方都市を中心に下落も目立っています。2年連続で下落となった県は31県に及んでおり、大都市の地価が上がるほど、地方都市との開きが拡大する傾向にあります。