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首都高「日本橋地下化」を明言

国土交通省の石井啓一大臣は7月21日に、首都高日本橋区間を地下化することを表明しました。事業の着手時期については「早くてもオリンピック後」としています。事業費については、地下化する対象区域を精査し、短縮すること、あるいは八重洲線など、既存の地下施設を活用することにより、コスト縮減を図るということです。

現在、日本橋や兜町周辺では国際金融都市の実現に向けて、さまざまな再開発事業が民間により展開されており、日本橋周辺のまちづくりと連携しながら東京都などと協力して首都高速の地下化に取り組んでいます。都市開発の一環としての事業ということで、民間からの利益還元について調整を行いつつ、税金投入についても今後検討するとしています。

首都高速道路については、先の東京オリンピックに合わせて緊急的に整備され、以降、首都東京の大動脈として大きな役割を担ってきました。しかし、既存の河川上空などを無理に活用した結果、老朽化が進む一方で貴重な水辺空間を消失させるなど、都市の景観や快適さを損なってきた側面もあります。地元からは、これまで10年以上にわたって、首都高の地下化に関して、さまざまな提言や要望が行われており、新たな日本橋の魅力が伝わる再開発がスタートしそうです。