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IoTアパートを提案、東京・練馬にモデルルーム

ITを駆使した不動産サービスを提供するインベスターズクラウドは1月22日、最新の「IoTアパート」が体験できるモデルルームを東京・練馬にオープンしました。入居者の利便性や安全性、満足度に加え、物件オーナーの資産価値も高めるIoTシステムとして、導入の提案に攻めの姿勢を強めています。 サービスの軸は、賃貸住宅をIoT化する同社独自の「TATERU kit」(タテル・キット)にあります。今回、東京都練馬区高野台に立地する木造3階建ての1K(約23㎡)を活用し、モデルルームとしました。同キットは、スマートフォンの指令で中継点を通し、様々なIoT機器を自由に操作するもの。中継点の「セントラルコントローラー」は、タブレットタイプで、IoT機器の設定や生活に便利なサービスやコンテンツ、管理会社からのお知らせを受けられ、チャット機能で質問もできます。

入居者は次の様にIoT機器を利用できます。「スマートライト」は、スマホの遠隔操作で帰宅前にあらかじめ照明を点灯させれば防犯に役立ち、外からも在室中も明るさや色を調整できます。帰宅時は鍵を出さなくても「スマートロック」が解錠。温湿度を計測する「ネイチャーセンサーリモートコントローラー」はリモコン信号を登録でき、テレビやロボット掃除機、電動カーテンなどの家電製品の操作を容易にします。就寝時には「タグセキュリティ」が、窓の揺れや異常を感知して侵入者を防ぎ、スマホに通知するため外出時も安心です。同キットの1室当たりの費用は17万円5000円(管理費1000円)。家賃を5000円程度アップさせ、4年程度の償却に期待できます。4000室分を契約済みで、18年中に1万室の提供を目指しています。同社管理の物件オーナーや他社マンション、民泊事業者にも同キットを個別に提供していく考えもあるということです。

また、同社子会社ではバルコニーセキュリティの商品化に向け、音力発電(藤沢市)と共同開発を進めています。電源不要の振動発電を応用し、小さな振動でも感知し侵入者や子供の落下を未然に防ぎます。同社FIRSTORDER事業部PR部部長メディア部兼任の窪恭平氏は、「建物や室内のデザイン性の高さが当社の扱う物件の強みにある。IoTキットが日々の暮らしを便利にして、楽しくもする。ワンランク上の当社IoTアパートは、比較的家賃が高めのオートロックマンションなどに代わる住まいの選択肢の一つになる」と話しており、今後の展開にも大いに期待できそうです。