2024年12月1日
将来の住まいは「都市部」が約6割、リノベーションへの興味は意外と低い結果に。
~全宅連「住まい方の意識トレンド調査」より~
全国宅地建物取引業協会連合会と全国宅地建物取引業保証協会は、3月26日、全国2400人に聞いた「住まい方の意識トレンド調査」の結果を発表しました。
それによりますと、住まいの環境で最も重視するのは、「買い物施設や病院など利便施設の充実」で38.5%、以下、「通勤のしやすさ」の18.8%、「治安」の17.1%が続きました。
また、将来、都市部と地方のどちらに住みたいかを聞いたところ、「都市部」が59.0%、「地方」が41.0%で、都市部に住みたい層が6割でした。平日は都市部、週末は地方で暮らす二地域居住については、「都市部に住み続けたい」が39.9%、「興味はあるが困難」が35.2%、「ぜひやりたい」「可能ならやりたい」が合わせて23.9%でした。
さらに、リノベーションに対する関心については、「リノベーションに関する検討をしたことがある」人はわずか9.2%で、34.9%が「興味がない」と回答しました。その一方で、リノベーション済みの戸建てやマンション、アパートに対する抵抗感については、「全く抵抗ない」が27.6%、「少し抵抗はあるが、検討できる」が35.7%と、過半数がリノベーション済みの物件に対して許容しています。年代別にみると20代が最も抵抗が少なく、30代になるとリノベーションを拒否する割合が跳ね上がりました。「絶対に検討したくない」と答える割合は16.6%で、全年代で最多となっています。
(当調査は、1月24日から28日の間、日本全国に居住する20歳以上の男女を対象にインターネットによるアンケートで行われ、2400件の有効回答数を得ています)