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東京都心ビルの平均賃料 69カ月連続上昇

2019年9月時点の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)におけるオフィスビル市況を、三鬼商事が10月10日に公表しました。平均空室率は1.64%、前月比0.07ポイント低下し、大型制約の動きは少なかったものの、解約の影響も少なかったため、全体としては小幅な減少に留まっています。1坪あたりの平均賃料は2万1855円(前年同月比6.93%上昇、前月比0.33%上昇)となり、69カ月連続の上昇となりました。新築ビルの平均賃料は3万240円(同4.04%上昇、同1.07%上昇)、既存ビルは2万1601円(同7.09%上昇、同0.32%上昇)となっています。

また、三幸エステートが10月10日に発表した調査レポート「オフィスマーケット2019年10月号」によりますと、東京都心の大規模ビルの募集賃料は引き上げの動きが継続し、空室率は横ばいの状況が続いている様子が見られています。東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)の平均募集賃料(坪単価、共益費込み)は前月比138円上昇の3万613円と緩やかに上昇。平均空室率は同0.01ポイント減の0.70%で、0.7%台での動きが継続しました。同社は空室率について「新築ビルの多くが竣工時点でほぼ満室に近いテナントを誘致していることに加え、既存ビルでテナントを募集した場合も、現空床となる前に館内テナントの増床等により空室として顕在化しないケースが多い」と背景を説明しています。