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コロナ禍で不動産の売却までの期間短縮、マンション購入は「品薄感」

Speeeは、運営する不動産一括査定サイト「イエウール」と、不動産会社の口コミ・評判サイト「おうちの語り部」を通じ、全国1000人の不動産売却経験者を対象に行った、コロナ禍での不動産市場動向に関する調査結果をまとめ、不動産売却に掛かる期間が短くなっていることが分かりました。コロナ禍感染拡大の直前の回答と、コロナ禍の期間の回答を比較したところ、売却までの期間が従来の4カ月間近くから、3カ月間近くに短縮しており、売却検討者は「売却までに時間が掛かるかもしれない」「長期的に資産価値が下がるかもしれない」といった漠然とした不安感などから行動が変容しているようです。

一方、マンション購入市場では、コロナ禍の影響よりも品薄感が課題となりました。不動産仲介会社向けの営業支援システム提供会社であるハウスマートは、6月29日、マンション購入検討者を対象に実施した「住宅購入に関するアンケート」結果を公表しました。「何か解決されれば購入するか」との問いには、「希望条件に合った物件が出てくる」「希望条件に合った物件の価格が下がる」との回答が多数を占めており、「新型コロナウイルスのワクチン接種が完了する」「株価が日経平均3万円台回復」など社会的要因を選ぶ人は少数でした。同社によりますと、2021年5月の東京23区の築20年以内の中古マンションの売り出し物件数は前年比74・0%にとどまり、価格は同110・7%と上昇しており、「マンション購入検討者は希望条件に合った物件の売り出し情報を常に“待ち”の状態であることが推察される」としています。