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2025年1~3月期中古流通動向、東京23区のみ価格上昇。

東日本不動産流通機構(レインズ)は4月18日、首都圏の中古住宅流通動向について2025年1~3月期をまとめました。それによりますと、マンションの成約件数は1万2385件(前年同期比25.5%増)となり、19期連続で前年同期を上回っています。すべてのエリアで1年前の同じ期の水準を上回りました。

地域別に成約件数を見ますと、全ての地域が前年同期比で増加しています。埼玉県と千葉県が6期連続、多摩が5期連続で前年同期を上回っており、首都圏全体に占める成約数比率は東京23区が45.1%で最も高く前期比で1.2ポイント拡大しました。

成約価格は平均5011万円(同3.4%上昇)となり、こちらは50期連続で上昇しています。エリア別に見ますと、東京23区だけが上昇(10.5%)となり、他は下落しました。

一方、戸建て住宅については、成約件数が5165件と前年同期比48.5%増加し、5期連続で前年同期を上回り、すべての地域で増加が続きました。東京23区と埼玉県、千葉県、神奈川県他は5四半期連続で前年同期を上回っています。

成約価格は平均3933万円(同0.8%下落)と19期ぶりに弱含みに転じました。エリア別の成約価格は東京23区のみ上昇(4.3%)となり、6四半期続けて強含んでいます。埼玉県は6四半期連続、多摩が4四半期連続で前年同期を下回り、横浜・川崎市と神奈川県他、千葉県は前期に続いて前年同期を下回りました。