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下落基調からの転換続く。スカイツリー駅は1割上昇。国交省地価調査

国土交通省が発表した、主要都市の高度利用地における地価動向調査「地価LOOKレポート」によりますと、前回調査同様に地価の下落基調から転換している動きが見られました。

12年第3四半期(7月1日~10月1日)の150地区における地価動向は、前回調査(4月1日~7月1日)と比べて上昇が34地区(前回33)、横ばいが87地区(同82)、下落が29地区(同35)となり、上昇または横ばいを示す地区が121と全体の約80%(同77%)を占め、前回から更に、上昇または横ばいを示す地区が増加しています。

特に大阪圏で堅調な動きが見られ、調査対象の39地区のうち上昇を示したのは10地区(25.6%)、横ばいが27地区(69.2%)で、下落はわずか2地区(5.1%)にとどまりました。梅田、天王寺、阿倍野、福島など商業施設や住宅の開発などが進捗したエリアが市場をけん引している状況です。

東京圏では、全体の16.9%となる11地区が上昇。横ばいは41地区(63.1%)、下落は13地区(20.0%)でした。上昇した11地区の中で、「とうきょうスカイツリー駅周辺」が唯一、「3%以上6%未満」の高い上昇率を示しており、同地点の調査を始めた12年第1四半期(1月1日~4月1日)と比較した場合、地価が1割程度上昇しています。

<地価の上昇地点>

◎住宅系=札幌・宮の森/仙台・錦町/東京・豊洲/横浜・都筑区センター南/横浜・美しが丘/川崎・元住吉/名古屋・大曽根/名古屋・覚王山/名古屋・御器所/滋賀・南草津駅周辺/大阪・福島/大阪・天王寺/大阪・江坂周辺/神戸・六甲/神戸・岡本/芦屋・JR芦屋駅周辺

◎商業系=札幌・駅前通/さいたま・大宮駅西口/東京・渋谷/東京・表参道/横浜・横浜駅西口/横浜・都筑区センター北/川崎・武蔵小杉/金沢・金沢駅周辺/名古屋・名駅駅前/名古屋・太閤口/名古屋・金山/滋賀・大津におの浜/京都・丸太町/大阪・梅田/大阪・中之島西/大阪・阿倍野/福岡・博多駅周辺