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2012年、住宅市況はどうなる?

昨年3月以降、震災の影響で多くの新築マンション(首都圏)や一戸建てが販売を見合わせました。その後、少しずつ販売を再開していますが、決算を控えた1月~3月にはさらに供給増が見込まれます。一方、今後、復興が本格化すると建築資材の需要増により、住宅価格は若干上がる可能性があります。また、震災後、耐震性など災害に強い住宅へのニーズが高まっていますが、こういった住宅は充実した仕様や設備を備えており、それが価格に反映されることが多いようです。

また、震災後、住まいに対する意識が大きく変わり、耐震性や非常用電源など災害への備えがある安心感や、エコの観点で住まいを選ぶ人が増えているようです。住まいは家族の生命を守る器ですから安心・安全は重要ですが、その一方で、便利で快適な日常生活の拠点でもあります。住まいを選ぶときは安心・安全に加え、利便性や快適性、将来の資産価値など複数の視点でチェックし、予算の範囲内で条件のバランスが一番とれている『総合力の高い住宅』を選ぶことが大切だと思います。

図は、震災の前後で行った、注文住宅カスタマーの意識調査を比較したもの(注文住宅サイト『ハウジングナビ)の調査より)。震災後は、このほか免震構造、非常用電源装置、太陽光発電装置、防災グッズの備蓄(マンション)などのニーズが高まっているようです。