2019年4～6月期首都圏の中古マンション流通が過去最高に。

東日本不動産流通機構（東日本レインズ）は7月18日、4～6月期の首都圏流通動向をまとめました。首都圏の中古マンションの成約件数は9679件で、前年比3.6%増となり、1990年5月の同機構発足以降、過去最高となっています。また、成約価格は3365万円で同1.0%上昇し、27期連続で上昇しました。中古戸建ての成約件数は3387件で同3.9%増となり、4期連続で前年を上回っています。成約価格は3132万円で同0.7%プラスと、ほぼ横ばいながら3期ぶりに前年を上回りました。

また、東京カンテイがまとめた2019年6月度の新築戸建て住宅の平均価格（木造・所有権物件／土地面積100平方メートル以上300平方メートル以下）によりますと、首都圏は前月比0.6%プラスの4040万円、近畿圏は同2.4%プラスの3159万円、中部圏は同0.1%マイナスの3009万円となりました。首都圏は2カ月連続で上昇しましたが、各都県すべてマイナスで、東京都への地域偏在により首都圏平均価格のみ上昇しています。近畿圏は連続上昇、中部圏は概ね横ばい推移しました。また、中古戸建ては、首都圏は同4.1%プラスの3351万円、近畿圏は同4.3%プラスの2649万円、中部圏は同0.8%マイナスの2233万円と、首都圏は4カ月ぶりに上昇、近畿圏は連続上昇、中部圏は3カ月連続下落しました。