2024年10月15日
既存住宅の売却時に、間取りやインテリアに合わせて家具や小物類で住空間を演出する「ホームステージング」をご存知ですか。購買層を想定したコーディネートによって「売れる物件」に仕立てる同サービスは、欧米では一般的な不動産売却サポート手法です。
日本でも徐々に広がり始め、日本ホームステージング協会は、2017年を「ホームステージング元年」と位置づけています。米国では、住宅は資産というよりも投資。手を加えて高く売却する考え方が一般的で、同協会では売却価値を高めるホームステージングを「家の演出」と定義しています。そのため、リフォームを含めた部屋の見せ方も広くホームステージングと捉え、戸建てであれば、建物に加え、庭などエクステリアも対象となり、不動産業界の枠を超えた協業が期待できると言います。
現在、同協会の法人会員は約30社。三井不動産リアルティや大京穴吹不動産をはじめ、物流やインテリアの業者も次々と参画しており、既存住宅活用の新たな選択肢として注目度が高まっています。